ウェブ解析士の資格と実践した勉強法

ウェブ解析士の資格と実践した勉強法

こんにちは。ウェブ解析士の試験を受けました。

ウェブ解析士は、一般財団法人ウェブ解析士協会が制定している民間資格です。

ウェブ解析士とは

ウェブ解析士はGoogleAnalyticsなどの解析ツールを使い、ウェブサイトの状態を把握し、改善のための提案ができる能力を証明する資格です。

ウェブ解析士のランク

ウェブ解析士にはランクが3段階あり、ウェブ解析士、上級ウェブ解析士、ウェブ解析士マスターと上位があります。

ウェブ解析士は私が受けたランクで、ウェブ解析に関する知識が問われます。基本的な解析から、改善提案を行うことができるレベルの知識とスキルを証明します。

上級ウェブ解析士は、事業のKPIを立てたり、マーケティング計画を立てるなど、より実務に近く、事業のコンサルティングが行える知識やスキル証明する資格です。上級ウェブ解析士になるにはウェブ解析士の資格が必要です。

ウェブ解析士マスターはウェブ解析士の最上位の資格で、一般の顧客だけでなく、ウェブ解析士に対して教育を行えるレベルの知識とスキルが要求されます。

受験するメリット

ウェブ解析のスキルを体系的に学べる

私もそうだったのですが、ウェブ解析の仕事には資格が必須ではありません。そのため、上司から教わったり、各自で調べたりして実務をこなすため、スキルがバラバラで得意分野、不得意分野があったりします。私の場合は広告系が苦手でした。

ウェブ解析士の試験を受けることで、知識がより平面的になります。

対外的なアピールになる

ウェブサイトの営業をしていると、ウェブ解析士を持っているという話がより効果的に現れます。お客さんからの信頼度も第三者機関に認められているという点で有利に働くでしょう。

ウェブ解析士を名乗ることができる

ウェブ解析士の試験に合格しなければウェブ解析士の肩書を使用することができません。当たり前のことですが。また、ウェブ解析士協会に加盟することも条件で、年間6800円かかります。フォローアップ講座を受講しなければ資格の維持ができないため、資格維持が可能であれば、能力の保証はされています。

デメリット

お金と時間がかかる

ウェブ解析士は受験料が1万円で個人で受けることができる価格ですが、上級ウェブ解析士の試験になると2日間を丸々使った試験に加え、受験料も8万円かかります。さらにウェブ解析士マスターは32万かかります。

また、ウェブ解析士協会に加盟していないとウェブ解析士を名乗ることができないので、年会費もかかります。年会費は6480円です。

正直高いです…

ウェブ解析士の試験について

ウェブ解析士の試験は講座とセットになっているパターンと、試験のみのパターンがあります。もちろん講座と試験を別々に受けることも可能です。

講座に関しては正直受けても受けなくてもよかったかなというのが個人的な感想です。まったく知識がない状態でしたら受けてもいいかもしれませんが、費用もかかりますので。

 

ウェブ解析士は試験の難易度としては低いほうだと思われます。

試験は会場のPCを利用して行われ、PCで解答しながら進めていくものです。特徴としては、人によって問題が違うところです。それぞれのPCによってランダムで問題が出題されます。

 

試験に合格した後は1か月以内にレポートの提出が求められます。

このレポートの内容も試験の範囲で、レポートで落ちる人もいるそうです。レポートで落ちると、試験も再度受けなければならないので、万全の態勢で余裕を持った提出をおすすめします。

 

試験への持ち込みは電卓と公式テキストのみ許可されています。公式テキストの持ち込みが認められてはいますが、試験時間が60分で問題が60問ですので、1問あたりにかけられる時間は1分以下です。問題を読む時間、熟読して考える問題があることを仮定すると、時間にゆとりがあるとは思えません。

試験の形式は4択問題ですので、わからない問題であっても、すべて埋めることを心がけましょう!

ウェブ解析士の試験の合格ラインは70%以上となっています。私の正解率は81%でした。問題の難易度よりも時間配分が結果を左右すると思います。

実践した勉強方法

勉強期間は…2週間弱でした。

ウェブ解析士認定試験はウェブの解析ツールを利用したアクセス解析や、より効果的な広告を配信するための手段、プランニングなどウェブマーケティングの知識や、薬機法など法律の知識まで、幅広く出題される試験です。

受験前の状態は仕事柄Google Analyticsを日常的に触っていたため、アクセス解析ツールの基本の内容はだいたい理解していました。

ですので、2週間前くらいから通勤時間のスマホアプリの問題を解くアプリを利用し、問題の形式を知るところから始めました。

恥ずかしながら、公式テキストを初めて開いたのは試験の1週間前で、全ページ読み切るのに3日程度かかってしまいました。その後、公式テキストの過去問に着手しました。

私が使用したのはこのテキストです。

だいたい苦手分野が分かってきますので、試験の前日に再度テキストを読み込み、苦手部分に付箋を貼り、だいたいの位置を把握し、本番試験に臨みました。

試験においては、私は計算系があまり得意でないことに加え、解くのに時間がかかりますので、公式が頭に入っているものを除き、細かい計算が必要な部分は後回しにしました。

試験のシステムに問題をマーキングできる機能が付いていますので、後回しにしても「後で解く」にするとすぐに戻ることができます。この機能はかなり便利で、すぐにわからない問題や、後でじっくり考えるような問題はスルーすることをお勧めします。

受験後の感想

試験自体はやりがいもあり、程よい満足感で終えることができましたが、合格後のレポートが大変でした。レポートのことについても後日触れようと思います。

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