こんにちは。ウェブ解析士の試験を受けました。前回は試験の内容や対策を中心に綴りましたので、今回は試験合格後の修了レポートについて書かせていただきます。
前回も書いたようにウェブ解析士の試験には、レポートが含まれています。ウェブ解析士としてアクセスデータをもとに問題を発見し、仮説検証ができ、施策を立案できるのか、を審査するためです。
そのウェブ解析レポート、とても簡単なレポートですが、ウェブ解析レポートを書くだけで合格するものでもありません。ちゃんと評価があるそうです。
しかもレポートには正解がないうえに、どこまでやればいいのかがわからないため、提出までびくびくしていました。
レポートの概要
ウェブ解析士のレポートは試験に合格してから、1か月以内にレポートを提出しなければなりません。指定されたGoogleアカウントの1か月の内容を、GoogleAnalyticsを参照し、データをエクセルに抽出し、各項目についてコメントを書き込んで提出する形式です。
集客やページビューのデータを見て、「仮説検証」「問題発見」「対策立案」の3つを考え、各データでのコメントが求められます。
提出期限は試験に合格してから1か月です。後回しにしすぎると忘れてしまうので、早めに提出したほうがいいかもしれません。私は試験合格から2週間後くらいに提出しました。
レポートを書く上で必要なスキル
修了レポートの作成で必要なスキルはCSVによるデータの抽出、およびエクセルを使う技術と抽出したデータを読み解く力です。エクセルのスキルは高度なものが求められるわけではありません。
ウェブ解析士のレポートはGoogleAnalyticsを扱う技術も高度なものを求められるわけではありません。実際、私が普段書いているレポートのほうがいろいろな情報を求められます。なぜなら現場では多角的に物事をとらえ、背景やら、時期的なことなどを含めた解析を行います。
しかし、試験のレポートはあくまでも理解度を図るもので、まったく使ったことがない人でも、用語さえ理解できていれば読み解くことが可能なレベルです。
レポートのときの注意点
レポートの期間を確認
レポートを作成するにあたり、注意点は「レポートの期間を間違えないこと」です。私は月末に受験をし、合格したものの、レポートに取り掛かる時間に月をまたいでしまいました。「前月のレポート」という認識で、翌月のデータをレポートに取りまとめ、いざ提出!となって最終確認した時に、「受験日の前月のレポート」ということに気づきました。
作り直しました…。
提出してしまい不合格になるよりはましでしたが、確認してよかったと本当に思いました。
講師の方からのアドバイス
講師の方の唯一のアドバイスは、「認定レポートで気をつけなければいけないのは、レポートにないことを書くこと」です。
受験前の講座で講師から指名で答えさせられたときに、深読みしすぎて答えられなかったことがありました。その時に言われたのがその言葉でした。
「根拠がない」ことはレポートに書くべきではないと。つまり、GoogleAnalyticsは色々なデータが見られてしまうからこそ、関係ない部分のデータが邪魔をしてしまいます。
例えば、集客のサマリーを示したレポートに対して、属性のことに触れてしまうのはご法度です。
私は見えるデータからお客さんに伝えるような気持ちでレポートを書きました。
まとめ
GoogleAnalyticsを使ったことがない人にとっては慣れることがまず大切です。
また、Googleアナリティクスレポーティング講座に参加した場合は、ウェブ解析士講座の認定レポート提出が免除となります。しかし、費用も2万円くらいかかりますので、レポートを作成したほうがいいと思います。
とはいうものの、ウェブ解析士の認定レポートに落ちてしまうと、再度試験から受けなければいけません。試験料が16000円ですので、2回受けることを考えたらレポート講座もありだなとは思います…。
世間的には色々言われていますが、私はウェブ解析士を受けてよかったと思います。お客さんのなかにはやはり資格によって信頼につながることもありますし、自分に自信を持つこともできました。上級は試験料も高く、試験に何日もかかるため、なかなか踏ん切りがつきませんが、そのうち挑戦してみたいと思っています。