ウェブデザイン検定3級の概要と試験に受かるためのポイント

ウェブデザイン検定3級の概要と試験に受かるためのポイント

こんにちは。ウェブデザイン技能検定3級の試験を受けました。

結果的に一回で合格できたのですが、試験結果の発表まで、心臓がバックバクでした。理由は自己採点が結構ぎりぎりの点数だったから…。

正直、実務でウェブ制作をやっているという自尊心から、1週間前まで全く勉強に手を付けませんでした。感想としては、実務でやっているウェブデザインと試験のための勉強はほとんど別物でした。ちゃんと体系的に勉強されている方には簡単かもしれませんが、実務をやりながらウェブに関する知識をつけている場合は、きっちり復習したほうがいいと思います。

今回は、私の独断と偏見をもとに、ウェブデザイン検定の合格のポイントを紹介します。

検討されている方や、受験をひかえた方の背中を押すことができればと思っています。

ウェブデザイン技能検定とは

ウェブデザイン技能検定は、ウェブデザインに関する知識を証明するための試験で、ウェブ制作系の資格で唯一の国家資格です。技能試験と学科試験に分かれており、両方合格しなければ3級合格ということになれません。

ただし、片方だけ落ちた場合、次回の受験からは合格したほうの試験は免除になります。もちろん、有効期限がありますので、注意しましょう。

ウェブデザイン技能検定には3級のほかにも、2級と1級があります。

2級と1級、特に1級では、過去問を見る限り、かなり深い知識が必要になりますので、まずは3級から受けるのが無難です。

試験日程

ウェブデザイン技能検定の試験は、5月、8月、11月、2月の年に4回実施されています。3級の会場は、全国の主要都市となっています。私が受けたときは、東京のテストセンターで50名前後だったと思います。

試験の申し込みは試験日の2か月くらい前から始まります。

合格発表は約1か月後で、ウェブサイトによる発表の後、合格証が郵送で届きます。

試験料

ウェブデザイン技能検定は級によって試験料が違います。3級は学科が5,000円、実技が5,000円の計10,000円です。なお、35歳未満だと実技試験が2000円安くなります。

つまり、35歳以上だと10000円、35歳未満だと8000円+消費税ということになります。

ウェブデザイン技能検定の試験について

前述したように、ウェブデザイン技能検定には学科試験と実技試験があります。順番に解説していきます。

学科試験

筆記試験はマークシートによる4択問題です。こちらに関しては特に注意点はありません。ほかの試験と変わらないため、普通に受ければ問題ないと思います。

学科試験の試験時間は45分間で25問の問題を解きます。1問あたり約2分ありますので、時間的には余裕があると思います。

実技試験

実技試験は会場のパソコンを使った試験になります。素材が入ったフォルダの中身を編集して、提出する形式にするところまでが試験です。提出方法などを間違えると、それだけで落ちてしまう可能性があります。説明書をよく読んでおきましょう。

実技試験の時間は60分で、6問あるうちの5問の問題を選択して解きます。選択した番号を書き忘れないように注意しましょう。

試験におけるポイント

ここからは、私の独断と偏見で試験のポイントを解説します。

学科試験のポイント

私は参考書を購入せず、公式サイトに掲載されている過去問をひたすら解き、関連ワードを調べる方法を実践しました。

ウェブサイトの制作に関するHTMLとCSSの知識はもちろん、サーバーやウェブ全体の知識についても問われます。また、セキュリティの初歩やアクセシビリティ、ウェブ制作の関連法規など、幅広く問われますが、私の感覚としては深い知識を求められるような問題はありませんでした。逆に、普段省略して書かない部分を問われることもありましたので、実務をされている方でも、基本事項は確認しておきましょう。

特にSSL関連や個人情報関連、アクセシビリティといったジャンルからは大体1~2問毎回出題がありますので、おさえておきましょう。

実務試験のポイント

実務試験は問題の通りにウェブサイトを完成させる試験です。6問ある問題のうち、5問を自分で選択する方式になります。試験時間は25分間です。

実務でWeb制作をやっている場合、こちらは問題なくクリアできると思います。

基本的にはHTMLとCSSの知識が必要で、かつよく使われるCSSやHTMLタグの理解があれば、問題なくクリアできると思います。

注意恬としてはパスやフォルダ構成に関する理解です。ハイパーリンクを、相対パスで書けるようにしておきましょう。WordPressなどのCMSを利用している場合、絶対パスがメインで利用されるため、日常的に使わない方もいるかもしれませんが、試験では相対パスで書かなければなりません。

実技試験の問題選択について

問題の選択についてですが、1問目から4問目は比較的問題も簡単で、たいして苦戦はしないと思います。ただ、5問、6問は難易度が高くなりますし、作業量も増えます。選ぶときは1~4問+5,6問目の得意な方という選択がおすすめです。

また、提出時の注意ですが、不要ファイルは原点の対象になるため、しっかりと消しましょう。一度消してしまうと元に戻せなくなってしまいますので、フォルダのバックアップを取ってから実技試験に臨むことをおすすめします。

試験で利用するツールについて

ウェブデザイン技能検定の試験に使えるのは、会場のPCに用意されているツールのみとなっています。

通常のテキストエディタを使えれば試験は可能ですが、Dreamweaverの使い方を知っていると、かなり実技試験がスムーズに進むと思います。

閉じタグ忘れなどのミスも減らせるのでオススメです。

実務経験がない方へ

実務経験がない方には結構難しい試験かもしれません。

公式サイトにも過去問しか載っていませんので、テキストを購入し、一度理解を深めてから過去問に挑戦することをおすすめします。

 

これから受験を考えている方、受験前の勉強中の方の参考になれば幸いです。

私はそのうち2級を受験したいと考えています。そのうち。

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